29日 火曜日
花冷え。
30日 水曜日
全身が疲れていて、今日は休日だということにした。
「7 days to end with you」というゲームをやってみる。難しい。
31日 木曜日
引き続き休日とする。だめかもしれない。
少しは読書。
4月1日 金曜日
新しいコーヒードリッパーが届く。一つ穴で、青地に金色のような柳色のような線が入っている。美濃焼らしい。
普段見ない棚から蟹の缶詰が出てきたので炊き込みご飯にする。おいしい。
今日も寒い。
2日 土曜日
今日もだめ。
島本理生「憐憫」を読んだ。『小説トリッパー』2020年冬季号所収。いい小説なので単行本になってほしい。
感情が、共感が、見えない皮膚のように存在していて、そこに手を伸ばしたり、伸ばされたりして、撫でたり、弾かれたり、擦り合わせたりして生々しく接触しているという肌感覚を、どうして私はずっとなくしていたのだろう、とまた演技に戻りながら数秒だけ考えた。ずっと、それは自分にとって永遠に失われたものだと思っていた。でも、人間同士なんて、本来、それだけが大事なのに。/私はずっと人じゃなかったのだろうか。(26頁)
この箇所があるのは前から4分目ほどだが、全体を通じて重要だと思う。柏木さんとの交流を通じて私が得たこの感覚が小説の終わりにまで(その先も?)私に持たれていて、私の動き方の基礎になっている。
読書会後、人と焼肉を食べる。
3日 日曜日
前半は休日とする。書類の締切が近くて情緒がだめになっている。
だめすぎるので人の見送りついでにドーナツを食べに出かける。私はドーナツが似合う人物らしい(正確にはもう少し複雑なことを言われた)。そうだったんですか。小雨の中を帰宅。
4日 月曜日
締切前なのに朝10時半まで寝続ける。コーヒーをいれ、昨日の帰りに買ったドーナツを食べる。
深夜、作業が終わって安心する。